「おいしい写真屋さん」による作品展のお知らせや、
書評、日々思ったことなどなど

♯ 2018年九州場所

●里山さんの引退
かっこよすぎる!
里山さんが十両から幕下に陥落したのが、2年前の9月場所。
35歳と決して力士としては若くはない年齢でしたが、幕下上位で再起をかけていました。
幕下の22枚目まで番付を下げたこともあったものの、今場所は9枚目まで復活。
その番付で勝ち越したわけですから、関取復帰まではあともう少しと、周囲は期待します。
そんなときに、突然の引退。
勝ち越して、しかも、関取復活の可能性もある状況での引退です。
かっこよすぎる!
知りませんが、おそらく本人の中では、負け越して引退はしたくなかったのでしょう。
有終の美を飾って引退の方が、スッキリするところはあると思います。
でも、なかなか人間、そういう潔いことができない。
かねてから北の富士さんが、引き際が大事と横綱に苦言を呈しています。
里山さんの立場はまったく異なりますが、引き際が大事というのは相撲道では通じるマナーかもしれません。
惚れ直したぜ、里山。

 
| 相撲 | 22:00 | - | - | | |

♯ 2018年九州場所

●ベテラン勢
怪我で幕下まで番付を下げていた関脇経験者豊ノ島が、十両復帰の今場所。
2年振りの関取での土俵となるわけですが、一回り以上肉襦袢が厚くなっていました。
もとから、コロンコロンとした体格ではありましたが、今場所の豊ノ島はぼっでぼでという感じ。
35歳という年齢でそんなに体重を増やして大丈夫か?と正直、初日に見たとき、不安になりました。
重くなる=怪我しやすくなる、と考えられるからです。
しかし、それは素人考えと今回学ばせていただきました。
お相撲さんというのは、脂肪だらけのデブではないわけです。
太ってはいますが、筋肉が詰まった上でのデブであります。
つまり、豊ノ島は地道に筋肉の増強を図り、その結果のあの体格なのです。
なんでも、若手のパワーと互角にやり合うには、自らを重くして当たっていくのが適当と考えたからとか。
なるほど。
その戦略が功を奏し11勝4敗の見事な成績で場所を終えました。
優勝戦線にも絡むとは、さすが関脇まで上がった実力者。

東の前頭筆頭で勝ち越した妙義龍。
間違いなく、来場所は三役です。
妙義龍もかつて関脇を何場所も務めた力ある力士。
三役か前頭上位か、という番付が当たり前だったのですが、2年ほど前に突然、星が振るわなくなりました。
内臓でも悪いんかいな、と思わせる力ない相撲で、あれよあれよと十両まで陥落。
実際、どこか怪我をしていたようです。
しかし、今年に入ってからは徐々に力強い取組が多くなり、以前の妙義龍が戻ってきました。
妙義龍も32歳。
立派なベテラン勢です。
でも、成長著しい若手の中で着実に番付を上げ、見事元いた位置まで戻ってくるのですから、やはり伊達に技能賞を5回も取っていません。
這い上がりがあるから、相撲は面白い。

ベテラン勢の活躍と言えば、今場所の松鳳山は存在感を見せつけました。
国籍偽証してそうな黒さだし、気の毒になるぐらいの強面だし。
土俵に立っただけでヒールの香りを漂わすのですが、取り口は嫌なところがまったくない正統派です。
ズルっ子相撲をしないため、あまり大勝ちはしないのですが、潔い相撲が多いため、松鳳山のファンは多いと思います。
今場所はご当地ということもあって、松鳳山コールが場内に響いていました。
一方、オンタイムでネットのコメントを見ていると、松鳳山ファンの多さに驚かされます。
どんだけみんな松鳳山好きやねん、というぐらい、松鳳山への愛で溢れています。
確かに、松鳳山はあの人相の悪さからは想像もできないくらい、とてもとてもいい人です。
私的な経験から言わせてもらえば、場所や巡業や稽古などで触れ合った力士の中で、間違いなくトップでしょう
(ちなみに、石浦と里山さんもファン思いの力士でした)。
相撲取りなくせに、気のいいあんちゃん、というところがなぜか大人の余裕を感じさせて、それでいいんか?松鳳山だからいいだろ、と納得してしまう、面白い力士であります。
| 相撲 | 22:00 | - | - | | |

♯ 2018年九州場所

●ピアノマン関
今場所新十両で、晴れて十両優勝を果たした友風。
若手の関取衆の中では、個人的に最も目を付けてる力士です。
身長183センチ、体重176キロとのズシンとした体格で、突きと押し相撲を得意としています。
見た感じ、重そうな取り口です。
では、なぜ注目して止まないかと申しますと、別に相撲とはまったく関係ないことが気になって気に入って仕方ないからであります。
このガタイでピアノを優雅に奏でるのです。
それも、そんじょそこらのレベルではなく、ショパンも難なく弾けるでしょ?という本格的なもの。
角界に入ってからはさすがに練習に時間も避けず、技量も相当落ちたそうですが、耳で完コピした曲を弾いて楽しんでいるそうです。

友風、相撲取りだぜ。

十両優勝したことですし、部屋のパーティでは何か一曲、気持ちよく披露しているかもしれません。
そして、これから番付を上げていけば、さまざまなプレッシャーで心が安定しなくなることもあるでしょう。
そんなときに、一人ピアノをかき鳴らして気持ちを落ち着かせるとは、だったら横綱にもなれんじゃね?とも思わせます。
こんなに効果覿面そうなメンタル対処法、どの力士も持ち合わせていないでしょう。

また、彼の特異なところは、関取になっても兄弟子嘉風の付け人を続けているということです。
一般的に力士は、十両に上がると、つまり関取になると付け人を卒業できます。
そして、自分に付け人が数名付くようになります。
付け人は関取のお世話をいろいろこなさなくてはいけないので、時間に余裕がある幕下以下力士が務めるのは理にかなっています。
関取はただでさえ、自分の取組が毎日あって、しかも時間も昼以降で遅い。
他人の面倒まで見るのはなかなか難しいはずです。
しかし、友風君は嘉風さんを心の底から尊敬しており、付け人に付かせてもらえることが有難い、と率先して務めています。
来場所も続けると公言しているほどです。
いやいや、あなた十両で番付を上げたら幕内の嘉風さんと行動時間が被ってくるから、と思うのですが、本当に務めていそうであります。

友風君、見逃せない逸材です。
| 相撲 | 22:00 | - | - | | |

♯ 2018年九州場所

●貴景勝・阿武咲・宇良
今場所初優勝を果たした貴景勝は、同時に殊勲賞と敢闘賞も受賞しました。
彼の自他とも認める角界のライバル阿武咲も、11勝4敗で前頭13枚目ながら敢闘賞を獲得しました。
そして、彼らと同時期に現れた宇良君が、7戦全勝で三段目優勝を果たしました。
新聞に、彼ら3人の名前が同時に出てくるとは、やはり次世代の角界を盛り上げていく力士たちと思わずにいられません。

宇良君は去年の9月場所に前頭4枚目だったものの怪我で休場し、土俵に帰ってきたのが先場所。
もちろん、番付は大きく下げた三段目91枚目でしたが、6勝1敗の好成績でした。
一方、阿武咲も、昨年から今年にかけて小結まで番付を上げていたのですが怪我で休場し、十両まで陥落していました。
しかし、怪我さえ治れば十両では比類ない実力を持った力士。
先場所は十両優勝を手にし、今場所帰り入幕を果たしました。
二人とも、目下復帰中なのです。
その経過で、こうして各段優勝をしたり、三賞を受賞したりというのは、やはり只者ではない力士と思わせます。
早く、彼らが同じ立場でぶつかり合う日を見たいものです。

 

| 相撲 | 22:00 | - | - | | |

♯ 2018年九州場所

●優勝するとき
琴奨菊、豪栄道、栃ノ心、御嶽海、そして今場所の貴景勝。
失礼にあたることを重々承知で言いますが、全員、下馬評にも上がらなかった優勝力士です。
それぞれ、場所が始まって中日を過ぎる頃になって、あれ、なんかこの力士いつもと違うな、と周囲は見方を変え始めました。
そして日一日と、実況側の扇動に先導されるかのように、その力士の調子のよさから優勝を感じ始めたのです。
そういうときの力士というのは、本当に別物。
集中力がまず違いますし、取り口も安定している。
自分が持つ力すべてを総動員して、土俵で相手を下せるようになっています。
テレビ画面越しでも、その自信は重々に伝わってくるほどです。
相撲の神さん憑依してんな、そう思わせる存在となっていくから見ていておもしろい。
波に乗るというより、波さえも自分でどうにかできそうな力が働いているように見えます。

おそらく、三役に上がれるほどの力量ある力士は、怪我さえなければ優勝できる力士が大半ではないでしょうか。
怪我の調子がよく、かつ、メンタル面でも安定していると多くの勝ちを引き寄せられる。
そして、勝負の世界ですから、運がそこにあるかどうか。
持ってるなー、と優勝する力士を見ていて一番感じるのはそこです。

| 相撲 | 22:00 | - | - | | |

♯ ジャムだ! トーストだ!

美食の国、イタリアでたらふく美味いもんを食べてきました。
にもかかわらず。
一番おいしかったものとして思い出される味は、パスタでもピザでもジェラートでもないのです。

ホテルで毎朝食べてた、ベリーのジャムを塗った薄切りトースト。

こんなん、イタリアの食じゃないし!と分かっていましても、真っ先に頭に浮かぶのはこのトーストです。
ジャムは3種類のベリーから作られていまして、トーストは薄切りで小ぶりな胚芽系。
ローマのホテルでもフィレンチェのホテルでも、このトーストを毎朝ビュッフェで自ら作って頬張っていました。
ジャムの酸味とカリカリしたトーストの食感がいい組み合わせなのです。

こんなシンプルな食べ物、日本でも再現できっだろ、と試してみるものの、なぜか同じ味に仕上がりません。
一口食べた瞬間に、感動が湧き起こらないのです。
これぞ、旅マジック。
| | 11:38 | - | - | | |

♯ 書店多し

ローマとフィレンツェの街を散策して気付くのは、書店が元気だということ。
間口は狭いのですが、中は無限に広がっているかのような空間で、そこに本がデザインされて並べられています。
ほらほら、いろんな本を手に取って選んでちょーだい、いいのあるからさ!
まるで、本を読まない人間はイタリア人ではありません、という意気を感じる場です。
イタリア語はちんぷんかんぷんなので、平積みされた本の表紙を見ても、何の本だかまったく分かりません。
それでも、手に取りたくなる。
本屋が元気というだけで、いろいろEU加盟国に散々なことを言われているイタリアですが、大丈夫なんじゃね?と思ってしまいます。
本読む=思考できる、と考えるのは、安直でしょうか。

あーそーか。
日本も書店が多い国だなー。
思考してる国民なのかなー。
分かんないわー。。。
| | 22:00 | - | - | | |

♯ すべては旅博から始まった

毎年関西空港で開催される旅博。
旅に関するイベントを節操なく盛り込んだイベントです。
そういう関西らしいガチャガチャした雰囲気は嫌いではないので、予定が合えば行ってみます。
今年はゴールデンウィーク明けの5月に開催されました。

そこで拾った情報が、今回のイタリア旅行に繋がることになるとは!
って、そこまで驚愕の展開ってわけではないですが、情報は足で稼ぐもの、という刑事の鉄則は民にも当てはまることを実感です。
ヨーロッパには行きたいなあ、と一応的は絞ってブース巡りをしていました。
フランスでもいいし、ドイツもええなあ、スペインも楽しそうだ。。。
だが、まずは足。
欧州系航空会社をまわりました。
ヨーロッパだし、ビジネスは無理でもできればプレエコで。
この要望を何ブース目かのフィンエアーさんで伝えましたら、
「ウチはプレミアムエコノミーを設けていないのですが、エコノミーのいい席を結構簡単に取れるんです」。
エコノミーのいい席というのは、つまり最前席辺りということ。
ほんまいかいな、と帰宅後にサイトから予約を試してみましたら、あら、ほんと。
座席指定で、希望の日時にエコノミーの最前席、しかも2人席が取れるじゃないか!
これは逃せない。
即座にヘルシンキ行だけ確保しました。

そんなこんなで、最終目的地がイタリアに決まったのは、それからしばらく経って後。
ヘルシンキまでの足があれば、そこから欧州各都市なんてどうやったって行けます。
なぜイタリアだったのか。
そこに深い理由はなかったです。
たぶん、そのままヘルシンキから北欧巡りでもよかったのかもしれません。
ほんと、なんでイタリアだったんだろー。

 

| | 22:00 | - | - | | |

♯ 2018年9月場所

稀勢の里が8場所連続休場から復帰し、10勝するとは! と驚いた9月場所でした。

 

●嘉風さん
先場所、2勝13敗と、本人以上に相撲ファンが絶句した成績で終わった嘉風さん。
絶対ズルっ子相撲をせず、相手が格上だろうとキレッキレの立ち合いで男前な取組を見せるベテラン力士です。
36歳という年齢とは関係ない肉体を維持しているし、何なんだろうと今場所も初日から心配でした。
幕内上位か、悪くても10枚目前後が定位置の嘉風さんが、西前頭15枚目。
そういうわけで、今場所は力の差を見せつける15日間となりました。
結果11勝4敗の二桁勝利は嘉風さんなら当たり前。
良かったー、負の連鎖からスッパリ抜け出たー。

●大露羅君
史上最重量力士の大露羅君(山響部屋)が、引退です。
292.6キロは、小兵力士の約3倍、標準力士の約2倍。
土俵に上がった時の「普通じゃない感」は際立っていました。
18年半前の入門時、すでに200キロは越えていたようです。
ロシア人でも、このサイズはなかなかなものかと。
関取経験がない力士だからか、断髪式を引退発表した直後の千秋楽に行っていました。
これからは日本とロシアを股にかけたスポーツイベント関連の仕事に就くそうです(『相撲 No.888』より)。

●式秀親方
今場所から、NHKの解説陣の面々が少し変わりました。
これまでは十両専門だった甲山親方が、幕内の向正面からも関西弁で喋りまくっています。
幕下の解説をされていた式秀親方が、十両で登板です。
長らく審判部だったこともあってか、解説はとても理論的で分かりやすい。
のですが。
アナウンサー相手に技を実践し始め、またその技がテレビ画面上では見えにくい。
それでも本人は熱が入ってますから、お構いなしに技をかけながら説明をされる。
おもろかったです。

●豊ノ島氏
元関脇。
2年前の怪我により幕下に落ちていたのですが、今場所幕下筆頭で勝ち越しました。
幕下の全取組7番中の4番目で勝ち越したものですから、もう休場しなはれ、と思った相撲ファンもいたはずです。
残り3番で怪我して復帰できないというのはやるせなさすぎますから。
しかし、結果的には6勝をマークし、これだけの成績でしたら十両のそこそこな番付で九州場所は迎えそうです。
35歳で再十両は、なかなかな記録ではないでしょうか。

●高須先生
Abemaの幕内ゲストとして、高須クリニックの高須先生が初登場。
両国国技館で行われる場所では、必ず向正面で一日は観戦されています。
懸賞も固定ではないにしろ、毎場所どこかで「yes!」「高須」「クリニック」と3本見かけます。
かなりの好角家なのは言わずもがなです。
Abemaのアナウンサーもここぞとばかり、裏話を引き出そうとします。

懸賞は、大物力士ではなく、頑張っているなあという成長株にかけるとか。
ゲスト当日は錦木君に出していました。
そして、整形外科医なだけあって、相撲の見方は骨中心です。
こういう怪我をしたら骨がどーたらこーたらで。。。と、骨談義。

武井壮が筋肉なら、高須先生は骨と、Abemaの相撲中継は絶対NHKとかぶらない内容です。

●宇良君

怪我で、去年の九州場所から休場していた宇良君。

前頭4枚目から6場所休み、三段目91枚目まで降格となりました。

楽勝じゃね? 優勝すっかもな。

という下馬評が多かったと思いますが、1敗してしまい、優勝はならず。

それでも、91枚目で6勝1敗の成績ですので、来場所は三段目上位なことは確実です。

この1年でかなり肉々しくなったのですが、俊敏な動きは変わらず。

土俵を大いに使って、会場を湧かせてもらいたいです。

 

| 相撲 | 22:00 | - | - | | |

♯ 学会

某学会に出席しました。
ひたすら最新の研究結果に触れまくる二日間。
一日目の晩もそこそこ脳が疲弊しましたが、二日目は午前中に容量オーバーとなっていました。
発表で出てくる専門用語は非日常性が半端ないですし、研究内容も追っていくので精一杯。
発表時間のたった20分間で理解するなどとんでもありません。
発表後のQ&Aで、やっと「そういうことを意味しているのか」と分かる有様です。
聴衆側の有能な研究者のみなさーん、どんどん質問してくださーい。
あなたたちの問いと、発表者の答えでどうにか分かる人間がここにいまーす。
そう心の中で叫んでいました。

直接的に自分と関係ない発表にも参加してみました。
みなさん、いろんな点に興味を持って突き詰められているんだなあとそのオタクぶりに楽しくなります。
どの学会でもそうなのかもしれませんが、留学生や外国人研究者の発表も少なくありませんでした。
日本でその研究に取り組もうと思われたのはなぜですか、と、低知能なワタシはお尋ねしたかったです。

いくつかの小さい会場で発表なので、聴衆者同士の距離が近いです。
この学会の重鎮の大御所と、二回も席がお隣になったのは光栄でした。
彼女の本にサインしてもらったら、尻に火がついて勉強に励むようになるかも、と今となっては後悔しています。




 
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