「おいしい写真屋さん」による作品展のお知らせや、
書評、日々思ったことなどなど

♯ 雀卓あった

お祝いで外食、ではなく、お祝いで温泉、をしてみました。
平日の夜なので、自宅からほど近い温泉「箕面観光ホテル」。
大阪北部ではかなり知名度が高い割に、近すぎてわざわざ宿泊先には選ばない温泉です。
数年前に大江戸温泉の仲間に加わりました。
救済前は、経営不振からくる廃墟風情がおどろおどろしい雰囲気を醸し出していたのですが、今ではすっかり大江戸温泉。
活気溢れる施設に生まれ変わっています。
箕面の高台に位置しているので、大阪を一望できる温泉がウリのようです。

週末とは言え金曜の夜なので、それほど混んでいないだろうと思っていたのですがなんのなんの。
ロビーに入ると浴衣姿の宿泊客がゾロゾロ移動されてました。
一見しますと、仲間内のグループが多いようです。
なので、ビュッフェスタイルの夕飯会場でも、どんだけあんだ?というテーブル席の多くをグループ客が占めていました。
賑やかぁ〜。
ホテル側は配慮して、我々のようなカップルですとか二人客は、別室みたいな空間に分けて案内していましたが。
ビュッフェの献立は和洋中、なんでもござれ。
品数だって見事なものです。
しかし、客数が客数。
ローストビーフや寿司などの人気料理前では、並ぶこととなります。
これで金曜の晩ですから、休前日などは芋洗い状態なのかもしれません。
金曜でよかった。

大阪を一望できる温泉は、本当に気持ち良い露天風呂です。
寝湯に浸かりますと、空を仰ぎ見つつ、上体を起こせば大阪が眼前にぶあーっと広がる。
いつまででもいられる空間でした。
宿泊した部屋も大阪平野に面していたのですが、夜になりますとこれまで見たことのないような煌めく大阪が。
梅田の高層ビルから見る夜景とはまた違った夜景であります。
ホテルは丘陵地で一戸建て住宅も界隈に建っているのですが、家主さんたちはこの景色を求めて暮らしてらっしゃるんでしょう。
贅沢ですね〜。

大江戸温泉はコスパがひじょうによろしかったです。
部屋もきれいで、温泉のアメニティも揃い、食事がとにかく充実!
そして箕面観光ホテル時代の名残もきちんとあり、雀卓が並ぶフロアやボーリング場も生きています。
一気に昭和なところが愛嬌あります。




 
| 温泉 | 22:00 | - | - | | |

♯ 女子にはもってこい

年の瀬も迫る12月26日。
クリスマスも終わり、世の中は師走クライマックスで温泉などではないはず。。。と以前から踏んでいた我が家は、こういうときこそ、のんびり湯浴みしたい地へ出向くことにしました。

遡ること、この8月。
大阪南部の実家へ帰省する際、ちょっと足を延ばして和歌山の海でも眺めてから行こうと市内の加太海岸へ行きました。
和歌山と言えば、南紀白浜、勝浦、串本。。。と、南部のビーチが有名ですが、北部の和歌山市内にもちょっとしたビーチが点在しています。
この加太海岸はもともとが漁港なのか、猫の額ほどもないビーチしか見当たらないのですが、それゆえ穴場なんです。
釣り客相手の民宿が軒を連ねる中、そういう海水浴客向けの観光旅館も数軒あり、嬉しいことに温泉も湧くことから、地味ながらもしっかりした観光地であります。
夏に日帰り湯をしに宿を訊ねたときは変な時間だったためタイミングが合わず、叶いませんでした。

そのとき思ったのですね。
こんな絶景なお風呂だったら、閑散とした中入りたい、と。
我儘な話、人に煩わされることなく、ゆっくり海を一望しながら、命の洗濯をしたいと思ったのです。
なので、年末まで待ったわけですよ。
で、それは我が読みとしては珍しいことに、大当たりでした。

ガラガラガラ、と女湯の戸を開いた瞬間、こじんまりとした小奇麗な脱衣ルームが無人なことに気付きました。
遮るものなく、ガラス張りの向こうに広がる海を眺められます。
風呂場を覗いても、人っ子一人湯船に浸かっておらず、カランを使用する音もまったく聞こえません。
ただ、脱衣ルームに流れる琴のBGMだけが耳に入ってきます。
念願の湯船独り占めが実現です。
そして、それは今年一番、至福な一時でした。

眺望はまず言うことナシ。
天気が良かったため、青空に青い海と、なんとも清清しい景色が広がります。
露天ですと、それプラス潮の香りが楽しめまして、海の温泉に浸かっているかのような錯覚に陥りました。
そしてなんと言っても、そのお湯です。
循環だし、加温だし、と何も温泉そのものには期待していなかったのですが、湯船に足を入れた瞬間、分かってしまいました。

これは美人の湯だ!

ナトリウム-炭酸水素塩・ 塩化物泉で、ph値が分からないのですが、アルカリ性質のお湯のようにトロツル、いやツルトロなんです。
成分分析をよく見ると、カッコ付きで重曹泉と記載されていました。
重曹泉でしたら、納得の湯ざわりです。
どれぐらいツルトロかと申しますと、一般家庭の風呂桶に重曹を3袋ぐらい投入した感じでしょうか(やっとことないので実際どうなるかは分かりませんが。汗)。
顔バシャしていますと、スーっとお湯が浸透していくのが分かります。
贅沢〜の一言に尽きる状況です。

2009年、初っ端から大変な1年だったけど、なんか報われた気がするよ、グスン。

毎分111ℓ湧いているらしいですが、湯船が小ぶりなので循環されていても濃度が高いのでしょう。
塩素臭も気にならず、本当に絶品のお湯です。
期待というのは、本当にしないに越したことはないことを実感しました。爆

温泉旅館の日帰り湯の素晴らしいことの一つは、アメニティの充実さですよね。
化粧水から乳液からコットンからかかとクリームから、なんだかんだといろいろ揃っています。
温泉でウルルンした我が顔にローションパックをしてみました。
ホ〜、ホッホッホッホッホ〜、と感激を通り越して感涙してしまいそうなほど、カサカサだったお肌がプリプリしています。
女性のみなさん、加太淡島温泉ひいなの湯さんに一度ご訪問あれ。
夏場より、閑散期です。
穴場ですよ、絶対。

ほんに幸せな時間でした。
ありがとうございます〜。


| 温泉 | 22:00 | - | - | | |

♯ 賃貸マンション最上階

一風変わったスーパー銭湯を経験しました。

新大阪駅から徒歩10分という、なんとも温泉とは無縁に思える殺伐とした地に、
「天然温泉 ひなたの湯」さんはあります。
ほのぼのとした名前です。
新大阪さを無理やり消しているかのようであります。

テナントビルやら、ビジネスホテルやら、集合住宅やらが溢れる街に、突然現れるスーパー銭湯の看板。
しかもそれは、周囲の街並みとすっかり同化している、ありふれた賃貸マンションに掲げられています。
それもそのはず、ひなたの湯さんは、ワンルームマンションの最上階で営業しているのです。

「『入浴』にこだわったワンルームマンション。こんな建物を世の中に提供したいのです」。
マンションのウェブサイトには、このような熱い思いが語られていました。
入居者はいつでも無料で入浴できるというのがウリの賃貸マンション。
利用者と入居者のエントランスは別ですが、施設内の廊下の窓から、階下のマンション通路は丸見えです。
ドアの数が、まさしくワンルームマンションを物語っています。

温泉が湧いたからマンションを建ててみたのか、マンションを建てようとしたら温泉が湧いたのか、鶏が先か卵が先かの話なので知りません。
しかし、白浜ではあるまいし、大阪で、しかも中心地で天然温泉付きマンションを実現したことはスゴイことだと思います。
思いますが、泉質がいまいちなのは否めない。爆

施設自体は狭いながらもスタイリッシュなんですよ、ロビーにしろ、脱衣所にしろ、浴室にしろ、アメニティにしろ。
贅沢な気分は味わえるのですが、いかんせんどの浴槽もプールのごとき塩素臭です。
唯一、まだマシかな、というのが天然温泉を引いているものだったのですが、源泉掛け流しとは程遠い代物。
低張性・弱アルカリ性・低温泉と、泉質としては大好物なのですが、アルカリ性独特の柔らかい感じなどまったくしません。
またお湯も加温が強く、熱いんですワ。
なんだか腑に落ちない。
こんな気分で湯浴みしたのは、かなり久方振りです。

しかし、この施設の買えるべき点は、湯量が豊富なので、カランから出てくるお湯が温泉というところ。
洗髪ですとか、カラダを洗う分には、とても気持ちのよいものです。
なんでその湯量を掛け流しに回さなかったのかとても不思議ではあります。
しかし、新大阪に温泉があることが付加価値で、なにも掛け流しにこだわることはないというものなのかもしれません。

客入りは、入居者もいらっしゃったのか分かりませんが、かなり良い方だと思います。
しかも、新大阪という立地だからか、年齢層も低い、若い。
そんな中、湯船で思う存分カラダを伸ばしていたおばあちゃんは、目立っていました。

| 温泉 | 22:00 | - | - | | |

♯ 吸い込み口ナシ

100%源泉掛け流し、循環式ではありません、と謳っていても、吸い込み口を確認できる施設が時にあります。
あるだけで稼動していないものもあれば、脚までも吸い込まれそうな勢いで湯を吸い込んでいるものもある。
施設の言い分によれば、掛け流しと循環式を併用している場合や、かつては循環式だった場合ですと、吸い込み口が存在するらしいです。
でも、こちらは疑いなく掛け流しを楽しみたいので、いくら稼動していないとは云え、あまり見つけたくはない口であります。
だったら湯船をザザー、ザザーと渡り歩いてわざわざ探さなきゃよい話なのですが。爆

堺市にあります蔵前温泉さらさの湯さんは、まがいなく源泉100%の掛け流しでした。
51.7度の温泉が毎分720ℓ湧出しており、湯船から溢れた湯はそのまま排水溝へ直行らしいです。
「常に新しいお湯なので清潔で衛生的」
そんな自信満々の説明を、露天エリアだけで2看板に記しているものですから、天邪鬼な人間は吸い込み口をついつい探してしまいます。
あっちウロウロ、こっちウロウロ。
しかし、喜ばしいことに確認できませんでした。
正真正銘、プロの湯です。
療養泉認定も受けているというのですから、ここはもう堺というよりどっかの温泉地と云えます。

ナトリウム―塩化物泉で、低張性・中性・高温泉のお湯は、日によって色が緑だったり茶色だったりと異なるらしいです。
入ったその日は黄土色でした。
臭いはきつくないものも、温泉らしい金気臭がちょっとあります。
とても温もるお湯でして、入浴後はコート要らずでいられました。

土曜日の午前中に行ったからか、湯浴み客の平均年齢がとてつもなく高かかったです。
まるで開店直後の銭湯のよう。爆
しかし、おばちゃんたちの会話から察するに午後からが芋煮状態の混雑らしいです。
 
冷え性体質の身には嬉しいお湯、家の近所にあったらそりゃみんな行きますワ。


| 温泉 | 22:00 | - | - | | |

♯ 灯台もと暗し

季節もすっかり秋の峠を越えました。
顕著にその移ろいが出る場所といえば、スーパー銭湯です。
晩夏から初秋にかけては、週末でも昼下がりなどは比較的のんびり湯浴みできました。
それがこのところ、「午後2時半」という中途半端な時間に行っても、駐車場から受付からロッカールームから、空きスペースをキョロキョロ探すという具合になっています。
みなさん、厚着になると同時に、芯から温もりたい気分になるのでしょうか。

足を運びたいスーパー銭湯の駒も尽き始め、そろそろ本格的なリピーターの域に入ってきました。
しかし、弱点がありまして、どこも自宅からタオル引っ掛けてひょいっと行ける距離にはありません。
一番近くても電車か車で30分は要します。
近所にスーパー銭湯はないのか、と自問すれば、答えは「ある」。
しかし、そういう所はもちろん過去に足を運んでおり、その結果満足度が低かったから、昨今はわざわざ遠出してまで納得いく湯に浸かりに行っているわけです。
数軒、典型的なスーパー銭湯があるにはあるのですが、まったくいい印象が残っていないのですよねえ。
おそらく、それなりに温泉だったとは思います。
しかし、循環された塩素臭漂うもので、敢えて700円払ってまで入りたいかと言えば、歯切れのいい返事はできない感じですかね。

なんか、でも今日は行ってみました。

「彩都天然温泉 すみれの湯」さんは、去年オープンしたばかり。
オープンしたての頃に、どれどれと偵察がてらに行ったのですが、知名度がゼロの状態だったのでしょう、閑古鳥鳴くかのような寂しい客入りでした。
施設は確かに新しいので気持ちよかったのですが、その閑散ぶりにこれからの経営方針を勝手に考え込む湯浴みだったため、肝心のお湯がどんなものだったかまったく憶えていないのです。
せっせと通ってあげるのが経営継続への近道なのですが、情けないほど薄情な身なのでリピーターになることはなく、一生懸命いい湯へ浮気。
しかし、ほんのちょっぴり情けというものも持ち合わせているので、あのガランとした浴場を想像して赴いたわけです。

駐車場、ほぼ満車でした。
3つの受付はフル稼働で、行列でした。
ロッカールームも女体だらけで、空きはチラホラでした。
どこをどう見ても、繁盛しているスーパー銭湯でした。

正直、腑に落ちない。
そんなにバシバシ広告を打ったのでしょうか、バラバラとクーポン券でもバラ蒔いたのでしょうか。
老若男女、まんべんない客層で、オープン時の寒い客足は幻だったのかと自分の記憶を疑ってしまいます。
肝心要の湯の方は、なんと源泉掛け流しがあってビックリです。
あったんだ、というのが率直な感想。爆
低張性-弱アルカリ性-低温泉のナトリウム・カルシウム-塩化物温泉で、きつ過ぎず、しかししっかりと温泉の泉質を感じられる好みのお湯です。
源泉風呂は39.9度低めなのも嬉しい。
ぼーっと長湯ができる上、顔バシャしていても逆上せない温度です。

なーんだ、こんなにまっとうなお湯を提供してたんだ、と灯台もと暗しを実感します。
でも、このお湯だけでこの集客力とは思えません。
いろいろ炭酸温泉やら日替わり湯などバラエティ豊かな浴場ではありますが、他のスーパー銭湯と遜色ないというのが本音です。
クーポンかなあ、と思っていましたら、その謎の糸口が。

チムジルバン。
八種の岩盤温熱を揃えた、いわゆる低温サウナが併設されているのですよ。
こちらは別途料金なのですが最近流行りなので、これが備わった施設はどこも客入り好調のよう。
なるほどね、そっちで頑張ってんだね、目の付け所良かったね、と深く納得です。

源泉掛け流しが楽しめたらそれで満足なので、これからは気軽に使わせていただくことになると思います。
あの混みようを思うと、時間を考えて行かないといけないなあと、侮っていたことを自省します。
でも、良かったよ、モリモリ繁盛してくれて(失礼。爆)

| 温泉 | 22:00 | - | - | | |

♯ ほんまの銭湯

大阪市内の某駅から歩くこと約2分で、昭和湯さんに辿り着きます。
シャッター通りとは無縁この上ない賑わい豊かな商店街から少し離れたところにあり、下町の銭湯といって過言はないでしょう。
創業は昭和3年ですが、おそらくこの20年以内に改築されたようで、1階は銭湯、2階以上は賃貸マンションという建物なのがおもしろい。
遠目に見ますと、マンションから煙突がニョキっと生えているようです。

なので、こんな立地に温泉は湧きません。
昭和湯さんは、正真正銘の銭湯です。
今をときめく(?)温泉銭湯の類ではありません。

しかし先日、おもしろい情報を聞きつけたのですよ。
夫婦揃ってお世話になっているヘアサロンのスタイリストさんが、昭和湯の湯がいかに素晴らしいか熱弁してくれました。
彼女曰く、普通の銭湯とは違い昭和湯さんの湯は軟水を利用しているので、スベスベの湯上りになるとのこと。
ちょっと待てよ、日本の水は軟水が一般的なんじゃないかい?とその時は思ったのですが敢えて聞き返すこともせず、フンフン耳を傾けていました。
その軟水のお湯はとにかく柔らかく、浸かると肌荒れが解消し、洗髪したらしっとりまとまると仰る。
何が違うんだろう。。。と疑問に思い、帰宅後ネットで調べましたら、その謎が解明されました。

確かに日本の水は軟水なのですが、普段使っている水道水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが入っています。
このミネラルが高いと硬水、低いと軟水。
今の日本は、井戸水や湧き水でしたら完全に軟水という状況のようです。
つまり、井戸水も湧き水も確かに水道水と違って、肌触りが柔らかい。
手を洗ったらなんだかしっとりしているので、これまでは「自然そのままだからだ」なーんて風に解釈していました。
この背景にはしっかりした科学的根拠というのがあったわけでして、昭和湯さんは軟水処理装置を使うことで水道水からミネラル分を排除し、湯に使っているのですね。

だから、スタイリストさんが云うようにお肌がスベスベになる。

その理屈が分かりましたら、試してみないことにはどうにも落ち着きません。
実のところ、この街には結婚以前の数年間暮らしていまして、その時から昭和湯さんの存在は知っていたのですよ。
しかし、女の一人暮らし、もちろんマンションにはユニットバスながらもお風呂はあります。
銭湯にわざわざ湯を浴びりに行くという発想は、当時まったくありませんでした。
懐かしさも兼ねて、久し振りに駅に降り立ち、記憶を辿って行ってみます。

昭和湯さんは、その名の通り、昭和です。
「時間ですよ」のように、男湯と女湯を分ける番台があり、おばちゃんがそこに座っています。
410円支払うと、希望者にはタオルを無料で貸してくれるサービスはありがたい。
脱衣場に入ったら腰抜けそうになりました。
人生で銭湯を利用した経験は本当に数えるほどですが、幼少期に利用したことのある銭湯そのまんまが眼前に広がっています。
緑のロッカー、マッサージ機、昔の美容院にあったようなすっぽり頭から被る椅子付きドライヤー、そして談笑するおばあちゃんたち。。。

この街には、たぶんまだ風呂なしの長屋に暮らす方たちがいらっしゃると思います。
けっこう現存しているのですよ、大阪市内にはそういう築60年とかの共同住宅が。
それらの住人の方たちは夕方になったらお湯をいただきに銭湯へ行く。
温泉ではなく銭湯というところが、当たり前の生活の一部という感じしますね。

湯船は一個一個が狭いながらもバラエティ豊かで、スーパー銭湯並みに楽しめるようになっています。
で、どれが軟水を利用しているのか分からなかったので、ひとますラドン湯に入ってみます。
ラドン湯は効能が温泉のようで、皮膚吸収だけではなく、呼吸することで肺からも取り込まれるとのこと。
無色透明、一見すると単なる湯船なのですが、そういう効能あるのならとちょっと長湯をしてみます。
柔らかいのかなあ、スベスベなのかなあ、と軟水利用のラドン湯なのかどうか確信が持てません。

ではではと、気泡風呂に入ってみます。
その瞬間、これだ!と分かりました。
ハイハイハイハイ、スベスベします。
なんでだろう、何が違うんだろう、と自分では分からないのですが、お湯はしっかりスベスベさせてくれるのですよ。
顔バシャにも気合が入ります。
湯上りの化粧水の入りは、これまでのどの温泉よりも抜群でした。
うっるるーん、と肌がモチモチで水のようなんです。
先日行ったほんまもんの温泉以上のスベスベ加減には、正直ビックリしました。

教えてくれたスタイリストさんは、毎日何十人の洗髪して、パーマ液に触れてと手を酷使しています。
そんな彼女の皮膚を労わってくれるのが、この軟水だとしたら、そりゃ肌の具合も顕著に変わりますって。

温泉行かずとも、源泉掛け流しでなくとも、いい湯はあることを知りました。

| 温泉 | 06:00 | - | - | | |

♯ ちゅるん

こういうのを美人の湯とでも云うのでしょうか、しっとりしていて、肌に貼りつくようで、そして柔らかい。
顔バシャすると、肌がウルウルと潤っていき、肌触りが瑞々しいのです。
お湯が肌に浸透していく感じがするお湯は、関西ではなかなかお目にかかれません。
ましてや、源泉掛け流しとなると、この上方温泉一休さんが初めてです。

以前から口コミで、一休さんの湯はヌメリが感じられ気持ちいいと評判でした。
しかし、その一方で玄人筋の評価が冴えないものだったので、ちょっと引っ掛かっていたのです。
実は子供騙しの泉質なのかな、源泉と謳って実は循環湯なのかな、と疑心暗鬼。
なかなか行く気が起こらず見送っていたのですが、ここ最近、ちょっときついお湯ばかり浴びていたので、柔らかいお湯が懐かしくなりました。
そこで、一念発起して体験してみることにしたのです。

スーパー銭湯らしく、内湯と露天がバラエティー豊かに揃っています。
その全部に源泉が引かれているというのは、かなり大阪市内にしては珍しいです。
しかも、泉温はもともと50.3度あるのですが、それを掛け流すために、熱交換器に源泉を通すことで、加水することなく適温まで下げています。
湯事態無臭なのですが、入浴していても塩素臭は感じられず、源泉のいい使い方をしていることが伺われました。

このウルウルしたお湯の泉質は、単純温泉の低張性・弱アルカリ性・高温泉ということです。
弱アルカリ性というところがヌメリの正体なのでしょうか。
温泉教授松田忠徳氏が云うところの、循環風呂のヌメリは入浴者から出たアカや脂だ!ということでなければ、かなり素晴らしい泉質です。
こんなにじっくり入っていたら、そう願いたい。爆

相方はガツン系のお湯を好むのですが、このお湯に関しては気に入っていました。
しっとりする肌を撫でながら、膜が張られた感じだなあと思う湯上りです。



| 温泉 | 22:00 | - | - | | |

♯ またまた銭湯

相方に選択肢を委ねました。
一つは今評判のスーパー銭湯、も一つは知る人ぞ知る温泉銭湯。
本日はどっと冷え込みながらも空は秋らしく晴れ渡り、温泉日和であります。
どちらに行っても構わない気分だったので、決めていただきました。

で、行ったのが、兵庫県尼崎市の築地戎湯さん。
阪神大震災で液状化したために、再開発した地帯にある銭湯です。
この再開発エリアというのが、尼崎城(というのが昔むかしにあったのでしょうね)の城下町を再現しているらしく、この戎湯さんの外観も瓦葺屋根で、ニホンニホンしています。
そんな小奇麗さなので、一見するとスーパー銭湯のようですが、中に入ると銭湯を実感。
入湯料は380円、番台では石鹸やらシャンプーやらハミガキセットやらいろいろ入浴用品が売られている上、股引、パンツといった類の下着もゴソっと販売されています。
常連さん用の入浴セット入れロッカーも20個ほどあり、建物は新しくとも、昔ながらの庶民的な銭湯の名残はプンプンです。

お湯の方ですが、よくぞこんな泉質を掘り当てましたねえ、と唸るほど立派なものです。
低張性・弱アルカリ性・高温泉の単純温泉を、加温、加水、循環せずに源泉そのまま掛け流しています。
そのことが相当自慢のようで、目に付くところに手描きの貼り紙で自己主張されていました。爆
ですが、自慢したくなるのももっともでして、色は透明がかった薄緑色で、においは金気臭と硫黄臭が漂うなんとも温泉らしいお湯です。
湯口からザーザー流れ落ちてくる源泉で顔バシャしますと、あまりにもの硫黄臭にむせそうになります。
ここが尼崎ということが、にわか信じられない見事な泉質です。

銭湯ですが露天風呂もあり、内湯とともに源泉掛け流しを楽しめます。
露天は41度ですが外気に触れるためそんなに熱くは感じません。
内湯はちょっと高い42度ですが、こちらは籠もってしまうので、すぐのぼせそうになります。
危ない、あぶないと、とっとと上がりました。

昨日は木枯らし1号が吹き、今日はカラダの芯まで温もりたかったので、その思いを見事に叶えてくれた戎湯さんには感謝です。
もう、ほっこほこってもんじゃない。
冷え性から暫しの間、オサラバできましたもん。

お客さんは地元のばーちゃんたちが大半ですが、みなさん、こんないい湯に浸かっていたら病知らずだろうなあと思わせられました。

| 温泉 | 22:00 | - | - | | |

♯ ケロリン桶

2009年下半期は、源泉掛け流し風呂を求めて西へ東へ南へ北へ、しかし範囲は飽くまで近畿圏。。。も一つ云うなら、飽くまでそこはスーパー銭湯。。。を楽しんでいます。
ここらでちょっと、毛色を変えてみました。
と云っても、奮発して名高い温泉地へ赴いたわけではなく、むしろ逆。
街の銭湯にわざわざ電車を乗り継ぎ、秋の日差しがやたら照り返す中、駅からぽてぽて歩いて行ってきました。

灘温泉水道橋店。

神戸市灘区に湧いたから灘温泉と命名されたのでしょう。
温泉と付いていますが、商店街で営業する街の銭湯です。
番台はありませんが、入湯料は銭湯価格の410円。
スーパー銭湯の祝日料金は平均800円なので、半額です。

なんでわざわざ街の銭湯にえっちらおっちら行ったかと申しますと、神戸市灘区というのは、良質の温泉を持った銭湯の宝庫なのですよ。
普通、銭湯と云えば、単なる公衆浴場の類に人は思います。
家の風呂が何倍かにデカくなって、所によってはサウナ設備があるかな、程度のものと考えるでしょう。
しかし、灘区に関して云えば、厳密に云いますと、阪神間に関しては、多くの銭湯が温泉を提供しているのです。
その大半が、阪神大震災後に採掘されています。
詳しい経緯は分かりませんが、被災した銭湯を立て直すときに採掘作業をしたら、良質な温泉が湧いてきたという背景なのでしょうか。

しかし、良質すぎます、銭湯にしては。爆

灘温泉の源泉風呂は、源泉掛け流し、加温、加水なし、もちろん循環もしていません。
湧いてきた湯をそのままドボドボと源泉風呂に流している状態です。
泉温が35度なので、正直ちょっとひんやりします。
しかし、カラダに付着する泡付きの良さと云い、温泉を自己主張する金気臭と云い、そして何より湯の肌触りといい、見事な泉質です。

灘温泉が薦める入浴方法というのがありまして、泉温が低い源泉風呂に1分浸かったら、隣の加温されている温泉風呂に1分浸かる。
これを計11回繰り返すことで、免疫力は高まる上に、肩こりや疲労の回復は早い。
腸の働きも良くなって、美肌効果もありますよ、といろいろ他にもいいことずくめらしいです。
一応5回ほどこの温冷浴を繰り返してみました。
すると、確かに、熱い冷たいという刺激がカラダに適度なメリハリをもたらし、なんだかスッキリするんです。
意識もクリアになるというか。
これはなかなか他では味わえない入浴方法です。

銭湯なのですが、あちらこちらに「粋に入浴しましょう」という貼り紙があり、確かにみなさんのマナーは素敵でした。
何より、スーパー銭湯によく見られる子供のギャーギャー声もなく、みんなゆったり湯浴みされています。
決して広くはないですし、入浴者も多いのですが、ゆっくり楽しめるというのは泉質と共に魅力ですね。

でも、ここはやはり銭湯と実感させられたのが、黄色い湯桶。
底には「ケロリン」の文字が。

ドライヤーも課金式ですし、細部はやはり街の銭湯でありますが、ぜひとも通湯(?)したいと思いました。

日本て、スゴイなあ。

| 温泉 | 22:00 | - | - | | |

♯ 死ぬかと思った

やってしまいました、アルコール摂取後の長風呂。。。

夕飯時にビールと日本酒をいただきました。
両方ともかなり軽く嗜む程度だったので、すっかり「飲んでいる」という意識に欠けてしまったようです。
しかし、明らかにアルコールは体内を巡っています。
そんな状態で「ねや寿の湯」へ行き、濃厚な塩化物泉の源泉掛け流し風呂に40分近く浸かっていました。
さすがに全身浴ではなく、半身浴しながら上半身が冷えたらチャプンと湯に浸かるの繰り返し。
夜空を仰ぎながら、思えば図々しい態度で、かなり気持ちよく浸かっていました。

で、立ち上がり、カラダの水滴をタオルで拭おうとした瞬間、突然気分が悪くなったのです。
頭はグラーングラーンとし、全身はぐったり、すぐにでも横になりたい状態でした。
でも、ここはまだ浴室内。
カラダを拭く気力もなかったので全身ビタビタのまま、脱衣所へ向かいました。
とにかく、座らせてくれ。。。の一心で丸椅子を探し、ひとまず腰掛けます。
すると、女性が一人目の前で立って動かないので、ああ、ロッカーの前に座っているのねえ〜、と丸椅子から腰を離すことなく、丸椅子を両手で抱え、自分のロッカーまで歩きます。
その間、もう死が頭に過ぎるぐらい、なんだかもう気分が悪い。

しばらくロッカーの前で項垂れながら座っていました。
でも、水滴がカラダに付いた状態では、冷えて風邪ひいてしまう、と気持ち悪い割にまっとうなことを考えもしたので、乾いたタオルをロッカーから出すことに。
でも、グラグラの意識でロッカーは開いたに開いたのですが、そこにあるはずのタオルが見付からない。
どんだけ奥に入れたんだよ〜、と自分を心から呪いながら探すも出てこないのです。
思い切って、荷物を床にぶちまけました。
キレてるわけじゃないのですよ、その行為が今の自分にできうる「タオルを出す」行為なのです。

乾いたタオルをパサっと全身にかけ、またしばし項垂れます。
なんでこんなに気分が悪いんだ。。。

そこでやっと、自分が微量ながらもアルコールを摂取した後に、長風呂をしてしまった大バカっぷりに気付いたのです。
ナトリウム-カルシウム塩化物泉は食塩を多く含むことからも、血液を循環させ、湯冷めしにくいというのが特徴であります。
つまり、飲んでいようがいまいが、基本的に長湯は禁物なのです。
前回は、幾度かに分けて源泉風呂に入っていたので湯あたりせずにすんだのですが、今日は通しで40分ですから、ひどい湯あたりもしますってね。

10分ほどロッカーの前で項垂れていたのですが、ヨタヨタの動きでなんとか着替えをすませ、頼りない動きで髪も乾かし、浴場をフラフラと出ました。

もうしません、塩化物泉の長湯も、アルコール摂取後の入浴も。
一歩間違えたら死ですよ。
みなさん、ほんとにお気をつけください。

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